千葉県 F様

私がサウンド・デンさんを知ったのは、シカゴ単身赴任の最後の年、2009年初頭です。
日本で購入すると高額なため、米国でコスト・パフォーマンスの良いオーディオ機器を帰国前に購入しようと考え、インターネットで情報収集していた際に、デジタル機器での「クロック」の重要性を解説されている藤本社長の記事を読み、CD Playerだけは日本に帰国してから購入しよう、と考えていました。
CD Playerだけ、と思ったのが失敗だった、と今は思っていますが仕方ありません。

2009年の5月に帰国後、家の全面リフォームを計画し、20年ほど前から夢だった、小さいながらも専用のホーム・シアター・ルームの設置を決心しました。
米国で購入したRotel社製 AV用のセパレート・アンプとB&Wのスピーカー達でフロントを固め、2009年12月初旬のリフォーム完成後、スクリーンと液晶プロジェクターを購入し、毎晩のように、米国で買い溜めてきたCD、DVD、 Blurayを深夜まで楽しんでいました。

CD Playerは、10年ほど前に購入したDENON DCD-S10Ⅱを使っていたのですが、まったく音に納得いかず、2009年暮れの押し迫った頃に、サウンド・デンさんにモニター機 (Nmode X-CD1/DENTEC) の貸し出しをお願いしてから、実際のお付き合いが始まりました。

モニター機が来てからの一週間は、帰宅してから深夜までCDを聴き続け、所有機とのあまりの音質の違いに驚き、視聴機を返品する前に同じ機種を発注しました。 
その後も毎晩のようにCDを楽しんでいましたが、人間とは欲張りなもので、まだまだ音に満足できず(もっと良い音が出ないものか?)、4月の関東出張に合わせて機器全体のクリニックを申し込みました。
購入して間もない現行のAVアンプやスピーカーを買い換えるのは、資金的に難しいと考えていたので、クリニックの当日は、どういう結論になるのか心配でもありました。

4月11日(日)にノイズカット電源各種ケーブル、振動対策のVEBなどの視聴機を設置していただいた後、25日(日)に、追加でプリメイン・アンプを貸し出していただき、1ケ月ほど視聴した結果、手持ちのAVアンプのチューニングでは大きな効果が見込めない、という結論に達し、2chと7.1chの機器を分ける、という自分にとっては非常に大きな結論を出してしまいました。

アンプの音質差が余りにも大きく仕方の無い判断、と、自分や家族に言い聞かせながら、資金的には苦しいのですが、スピーカー以外の全てをDENTEC仕様にした2chの音は、一度体験したら後戻りしようがなく、3年間金利無しのローンを組んでしまいました。 
視聴期間中、10年ほど前に購入し、一度も良い音で鳴ってくれたことが無く、帰国後まったく使っていなかったB&W 805を試しに接続した結果、これが快適に鳴り始めたのはかなりの衝撃でした。 AV系のフロント・スピーカー(803S)を2chにまわしたため、これの代替をどうしよう(新しく購入)?と悩んでいましたが、805をAV系のフロントに回すことにしました。 スピーカーが悪かったのではなく、それ以外の機器などの能力が十分でなかったと納得の上、これの有効活用ができて正直ほっとしました。

新モジュールを搭載したプリメイン・アンプ(NCDX-OP)からノイズが定期的に出る、という思いがけないトラブルが発生し、これを解決するためのいろいろな試みに2回お越しいただいたり、広島での再現検証や製造元との交渉などで、社長さんは数ヶ月間大変ご苦労されたようですが、これも無事解決でき、NCDX-OPは、以前にも増して快適ですばらしい音を奏でています。

最近では、CDだけでなく米国製のBluray palyerもNCDX-OPに接続し、2chでコンサート映像も楽しんでいます。 さすがに、ドラマ、SF、アクション物などの映画鑑賞では7.1ch系を使っていますが、音楽関連のDVDやBlurayを鑑賞する時は、映像を大画面プラズマTV、音声をDENTECで鑑賞した方が、心地良さがまったく違うことに気づきました。 画像はスクリーンに比べ大幅に小さくなって少々不満ですが、音の良さには換えられない、というところでしょうか。
今回の3年ローンが終わったら、次はAV系機器のチューニングをしていただき、少しずつ映像系も充実させたい、と漠然と考えているこの頃です。

クリニックの度に、広島から千葉県の自宅までお越しいただいた藤本社長、社長が関東出張の際に、重い機器の搬出入や取り付けなどを手伝っておられる今村さんのお二人には、いろいろなお話を伺って大変参考になりました。 
音響関連に興味を持って約30年になりますが、普通のサラリーマン生活の中で、2回の海外勤務中の約16年間は、仕事や生活に追われオーディオ鑑賞どころではなく、日本に帰任する度に、雑誌で紹介されている流行の機器に、赴任中に溜めた小金を無駄に費やしてきたオーディオ初心者同然の自分にとって、今回のDENTEC製品導入は、まさに救いの神です。 これで長年の懸案であった「再生機器の品質に対する単なる疑心暗鬼」を払拭でき、ただ単純に音楽を楽しむことができるようになりました。 サウンド・デンさんとは、今後とも末永いお付き合いをさせていただき、「音は全てお任せし、自分はメディアを探して楽しむだけ」ということに専念し、引退後の楽しみを増やしていきたい、と期待しているところです。 

F様とお付き合い頂いたきっかけは、N-Modeのチューニング済みCDプレーヤーからです。
毎月の様にお伺いしている千葉のお客様宅から30分程度なので、クリニックにお伺いする事となりました。

音質が良い事で海外でも知られているR社のセパレートアンプをお使いだったのでどんな音が出るのか期待していましたが、意に反してそれからは値段相応の音は出て来ませんでした。

R社が積極的に使っていた音質が良い事で有名なコンデンサーが製造中止となり、やむなく普通の音になったという事なのでしょうが、これではFさんを始め期待外れの人が出てくるのも無理はありません。

フロント2チャンネルだけで部屋中に立体的な音場が出る事に驚かれた福留様は、映像とピュアオーディオを分ける決心をされるのに時間は掛かりませんでした。

アンプモジュールの不具合により瞬間的に音が途切れるという現象が出たにも関わらず、辛抱強く待って下さり本当に助かりました。

現在はアンプの調子も良く、ご家族で音楽を十二分に楽しんでおられるとの事。
また、末永くお付き合い頂ける良いお客様が増えたと心から喜んでいます。
by 藤本光男

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