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JBL オーディオを志す者でその名を知らない人はいないだろう。中でもスタジオモニターの4344シリーズが、未だに売れていると言うから凄いものだ。このでかいスタジオモニターが、日本だけで何万本も売れていると言う..... では、その中の何パーセントがちゃんと使いこなしてまともな音を出しているのだろうか?私は、10%も無いだろうと思う。 丁度私が店を始めた頃にコバルト騒動が発生し、アルニコの4343Aからフェライトの4343Bへの転換時期だった。 店でも展示していたのだが、どうやっても中低音が繋がらないので、ネットワークの回路をチェックして見た事がある。それで発見した事は、元々この434○シリーズはマルチアンプ用に作られており、そのままではマルチでなければ鳴らないと言う事だった。 つまり、外部にローカットフィルターを付けるか付けないかで、位相を反転させなければならないのに、ミッドバスの回路にそれが無いのである。 当時の輸入元である山水電気に問合せて見たら、こんな答えが返ってきた。 「4343は、スタジオモニターです、プロが使うのを前提に作ってあるのだから、使う側で鳴る様にしてください」 そう言われればそうかも知れないが、当時は家電量販店が大量に扱っており、売る側も素人買う側も素人といった状態だったのだ。殆どの人が、大型のブックシェルフとも言えるこのスピーカーを、ブロックなどの上に置いてシングルアンプで鳴らしていたのではないだろうか? 幸運にもマルチアンプにトライ出来た人であっても、当時のチャンネルディバイダーは位相特性がメチャクチャであり、何処に行ってもまともな音で鳴っているのを私は聴いた事がない。 「ミッドバスを逆位相にした上で全体を逆位相に接続する」 当店で取扱う434○シリーズは、最初からミッドバスを逆相に接続し、アンプが逆位相で無い限り赤をマイナス黒をプラスに接続する様説明していた。 そうでなければ、展示品と同じ鳴り方にはならないのだから...... 話を現在に戻す。例えば、4343や4344を使っている人が、エッジがボロボロの状態で下取りに出して最新の4344MKIIに入れ替えるとしたら、どれだけの出費を迫られるのだろうか?当店もJBLを販売しているが、アホらしくて計算する気にもならない。 そこら中で安売りしているといっても、100万円近い出費は必要だと思うが、果たしてそれで満足されるのだろうか? |
神奈川県より4344のチューニング依頼があった。 代金はフルチューニングで80万円強という物だが、一般的な考え方をすれば異常と思えるであろう。 それだけ出せば、最新の4344MK IIが買えると思うのが普通だからだ。しかし、当店もお客様も至って冷静なのである!なぜなら、新型を導入したとしても、エッジはまた10年もすれば朽ちてくるし、配線材やコンデンサーなどの部品も当社がチューニングに使っているグレードを使ってないのだから。 費用対効果(音質)と耐久性を考えれば、お客様の選択は正しいと言えるのではないだろうか?
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話が逸れてしまったが、こう言う宴会の場面では大体私が仕切っていたのだが、今回は殆ど新会員の田村さんが引き受けて下さった。なんでも、副業で焼き鳥屋さんを経営しておられると言う事で、炭を熾すのも、肉を焼くのも、火の調整も、実に手馴れた物で私など出る幕は無かった。 |
まず、チューニングしたYAMAHA NS1000XとJBL 4344のASC会員による評価だが、私が書くよりも掲示板に色々書かれているので、参照戴きたい。 http://bbs1.kze.ne.jp/tukaikonasi/ http://www.atk.kaznet.com/audio/tree/eztree.cgi 補足説明しておくと、マルチウェイなのにその様に聴こえないと言うのが、部品の電気的方向性を管理した結果なのだ。 我々が焼肉やジンギスカンで宴会している間に、姜さんの胡弓独奏が始まった。まず、40畳のホールに響き渡るそのエネルギーに圧倒されたのだが、とてもあの小さな楽器から放出されているとは、信じ難い程のエネルギーなのだ。中国の曲にその情景を説明されながら、いとおしそうに胡弓を弾かれる姜さんの姿が、妙に建物とマッチしていた。ここまで来たらもう録音するしかないと、山本会長が行動を開始した。流石にみんな手馴れた物で、ものの10分くらいでセッティングが終わり、早速試し取りを行っている。 しかし、いつもそうなのだが、演奏者が試し取りの音をヘッドフォンで聴いた途端に、顔色が変わるのだ。以後同音に言う事は、シェーカーマイクの想像を絶する集音力である。それまで、少しビールを飲んで演奏を楽しんでいた(様に見えた)姜さんの表情が途端に硬くなった。案の定、演奏が始まると、ミスが出る様になってしまったのである。でも暫くすると、会長のOKのサインに安心されたのか、先程のペースに戻っていた。 それからは、日本の曲なども取り混ぜて十分に胡弓の艶かしい音を堪能させて貰ったのだが、身銭を切って遠方から集まってくれた心の通う仲間達に対して、ホールを作って本当に良かったと初めて実感したのである。そろそろお開きの時間が来た。姜さんも、またやりたいと言われ満足そうに帰って行かれたし、みんな満足そうにしている。そこで、1番遠くから来てくれた我妻さんに、今日はゲストルームへ泊まって貰う様に伝え、私は明日の大分への出張の準備に取り掛かった。 |
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